授業の手順
教科書を最後に載せました。説明は、説明の順番が飛び飛びでわかりにくいと言う感想です。100グラム1[N]と教え込ませている部分は、改善が好ましいと思います。詳細は下記を見てください。
第一に、生徒に確認“質量”と“重さ”を同義で使っていた。今まではそれで間違いはなかった(欄外F)。
(現状の問題点)
①十分にはなされていない。生活の範囲では、重さと質量は同じものと扱って何ら問題がないことも、はっきりと伝える。
第二に、中学では、“質量”と“重さ”の違いについて学習することを宣言(A, D部分)
(現状の問題点)
①なされていない場合が多い。
第三に、“重さ”は、測定する場所により異なること、すなわち重力の大きさを表していること教える。(C部分)
(現状の問題点)
①現在、中学では、100グラム1[N]と教え込ませている節あり、生徒は訳もわからず まる覚え。
②重力加速度は9.8[m/s^2]ゆえ、地球表面で 質量0.1[Kg](=100[g])の物質にかかる重力F は、F=0.1[Kg]×9.8[m/s^2]=0.98[N]≒1[N]ゆえ、2%の誤差が生じる覚え方を、まる覚えするのは危険。高校以降の学習に悪影響が及ぶ恐れあり。教科書では、欄外Eに申し訳程度に書いているが、ほぼ意味不明。
③加速度の概念は高校で習うから、[N](ニュートン)の単位を、中学でわざわざ導入する必要はない。昔に戻して[g重]や[Kg重]に戻すべき。欲を言えば、加速度の定義をしてこの概念を教え、重力とはどのようなものなのかを教え、欄外Eを本文にする(厳しいと思われる。)。
第四に、“質量”の概念と定義を叩き込む。(B部分)
(現状の問題点)
①天秤か、バネばかりか等々、まずまず教えきれているよう。質量は最終的にはエネルギー量(mc^2;質量エネルギー)で、重さは力(重力量)と言う概念が先生方は押さえておく必要があり。
第五に、まとめ(D部分)
(以上)
後記
文科省の教科書検定や先生方を責めているのではないのです。気が付けば、危ない方向に流されていることがよくわかっていただけたと思います。このまま行けば、加速的に、日本人の学習能力の低下がおこります。このような狙いはたくさんあります。すべての関係者が関わっているわけではないのですが、中に紛れて、強い意志でこのような流れを作られています。気づかなければ流されてしまうので、気をつけてください。