2019年3月14日木曜日

都構想は名称変更できないのでしょうか?

 大阪都構想について、多少調べ直しました(図1)。「都構想」というのは、東京都が持つ行政構造を目指したからですね。でも、“都”の意味を考えた場合、名前はちょっと行き過ぎていると感じました。

 大阪都構想は、関東人の私にとってみれば、あまり興味がなかったのです。橋下さんが市長の時に否決された時も、橋下さん悔しいだろうなと思っただけで、内容についてはあまり考えていなかったのです。

 今日、大阪府の行政地図(図2)を調べてみたら、まあ細かく分かれていて、一つ一つが無茶苦茶小さいので驚きました。こちらは、行けども行けども “さいたま市”、“横浜市”、“相模原市”、“高崎市”って感じなので。何故か蕨市は独立(国)なんちゃって!川崎市はさほど広くないですよね。

 要するに、細かくちぎられた大阪の行政区分を整理して無駄を省きたいというのが、都構想(微かな記憶では、橋下市長時代もこんな感じでした。)だったのでしたね。
 大阪の現状を見ていると、細かくちぎると本当に強さが奪われるなということに改めて驚愕させられます。

 また、大阪が“都構想”を実現させた暁には、大阪府ではなく大阪都にするとなると、日本に“都”がつく都道府県が二つ(汗)。それを大阪市民だけで決めちゃおうとなったら、待ったがかかるのも至極当然です。都が二つ、さらに東と西にとなったら、国家としての日本の二分化に繋がります。

 しかし、大阪府のまま、行政構造を東京に模すというなら、むしろ大阪の行政整理としての都構想は推進した方が良いのです。

 ここを明言せず、なおかつイミフな府知事・市長入れ替え選挙だから、騒動が起きてしまったしまったわけですね。

 まず、「大阪都構想」という名称はやめて、「大阪(府行政区分)再編」くらいの名前にすれば良いのです。

 きっと、この件があって、素朴な都立大学が、ものものしい首都大学東京となったのですね。当時の石原都知事が、首都は東京だとおっしゃりたかったのでしょう。はて、首都宣言してないと言われる日本ですが、日本の首都は何処でしょうか?まあ、靖国神社が鎮座なさる東京なのでしょうが。

 自分のところも選挙があるらしく、看板が立ち始めました。私も真剣に考えて自分の地域のことを考えます。
 
 そろそろ、春休みなので、ネット活動が減ります。
 虎ノ門ニュース、虎8に戻りそうで嬉しいです。多方面の意見が聞けるし、中身が濃いので、やっぱり地上波はかなわないです。私もアーカイブで見ることが多いので、夜の放送でも良いのですが、コメンテーターの皆様、朝の方が早起きがお辛いでしょうが、やはりお元気な気がします。

図1 大阪都構想について

図2 大阪の行政地図

2019年3月5日火曜日

古楽器 アルペジオーネ

(2019/3/5,  16:57 不正確な記述を正し更新しました。)
 昨日、長年の曲名探索で、ようやく私の前に姿が表れてきてくれた、

フランツシューベルト作曲 アルペジョーネとピアノのためのソナタ イ短調 D821

 少し、調べてみました。ソナタなので、第一楽章〜第三楽章からなる楽曲となっています(ソナタというものは、だいたい三曲(四曲もあり)編成形式になるらしい→子供に教えてもらって初めて知った。wikiに詳しく書いてあります。)
 
 古楽器にアルペジオーネというものがあったとのことです。ネットで調べたら、なんと弦が6本でした。ということはギターかしらと思いきや、弦を使ってチェロのように縦に置いて弾く。さらに驚いたことに、ネックにフレットが…。ギター+チェロという凄まじい楽器でした。ほとんど現代には奏者が存在しないらしいです。この曲に関してとてもいいサイトがありましたので、ご興味のある方は、楽器と名曲の物語】失われた古楽器『アルペジョーネ』とシューベルトをご覧ください。
 アルペジオーネという楽器の写真をhttps://plaza.rakuten.co.jp/predudio/diary/200712210000/さんから拝借させていただきます。


 そして、前述の楽器と名曲の物語】失われた古楽器『アルペジョーネ』とシューベルトで、ベルギー人チェリストのニコラ・デルタイユ氏が復元されたアルペジオーネと巨匠パウル・バドゥラ=スコダ氏のフォルテピアノの伴奏で、この曲を録音したものがあると掲載されています。他の伴奏者との共演の動画がリンクされているのですが、そのアルペジオーネの演奏も鳥肌が立つほど良いです。もちろん、昨日のツイートしたチェロ演奏(https://www.youtube.com/watch?time_continue=6&v=zxcmm3ip4iI)も素晴らしいです。
 アルペジオーネはチェロとほとんど同じ音色を出すとも感じましたが、シューベルトが、チェロのためではなく、アルペジオーネのために書いた楽曲だけあって、楽器の特性を活かすように作ったのでしょう。アルペジオーネだと、フレーズの終わりが収まる感じです。
 皆様、ご興味があれば、ぜひ演奏を聞いてみてください。