記事「元素(element)と原子(atom)と元素量」において、少し乱暴な議論が多かったため、補足訂正のために記します。本記事だけではなく、必ず元記事を読んでください。
- 同じ数の陽子が原子核にある原子を集めたグループが元素です(前提として自然界に存在するものに限定)。
- 元素には、陽子数が同じでも中性子数が異なる原子が存在しますので、一つの元素には複数の原子が存在します。👉元素の中には質量が異なる元素が存在する。
- 陽子の数が、電気的平衡を保つために軌道電子数を決め、軌道電子の数が原子の化学的特徴を決定する一番大きな要因です。👉同元素なら異なる原子でも化学的性質は同じと言える。
水素原子の質量:重水素原子の質量=1:2となるように、同元素なら化学的性質は同じでも、原子ごとに質量が異なるため、精度を保つためは元素の質量は構成原子の平均値で考えなくてはなりません。
原子や元素の量の計量には、質量単位のキログラムは使わず、質量の代わりに原子量を使います。しかも、原子量は質量の場合に使われる単位「Kg」に対応するものがありません。
(ね、こんがらがるでしょ!)
つまり、前回の記事で認識したことよりも事態は深刻なのですよ!
人間を計量するには、質量(体重)を用いて単位は[Kg]であらわす。
人間を計量するには、長さ(身長)を用いて単位は[m]であらわす。
固形食品を計量するには、質量を用いて単位は[Kg]であらわす。
液体食品を計量するには、体積を用いて単位は[mL]であらわす。
元素や原子の1つの量を計量するには、原子量を用い単位のない数字であらわす。
これ、もはや修正のしようがないという気持ちが正直なところですが、原子量を単位にしてしまえばと思います。つまり、原子質量 〇〇[原子量]、元素質量 〇〇[原子量]というように。
前回の結論部分は全面的に変わり、以下のようになります。
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結論としては、
既存の「原子量」は、正確さを保つため、元素質量(element mass)と原子質量(atomic mass)に変え、その単位として[原子量]([A.A.])とする。「原子量」の英訳語は、「atomic amount 」とする。
注)前回は、「atomic quantity」としたが、馴染みやすいamountに変えた。
************後記)
勝手なことを、門外漢がほざいてすみません。門外漢だからこそ言えるという感じです。とにかく、西洋は魔力にやられすぎちゃった感が半端ないけれど、よそ様の事は言えないです。